純粋
なんだ~目覚ましならよかった。


一安心している。


「あ…まだ寝てるんだ」


かっこいいんだな。


今思うと実はいとこで学校の担任の先生で自分の彼氏なんて信じられないんだ…


めったにこんな話しなんてないはずだ。


あっても先生と生徒ってもんか、ちゃんとした彼氏と彼女なんだと思う。


「何してるの??」


夢芽は我にかえった。


「あ…おはよう」


「今日面談だから午後から学校いくんだよ」


「わかった自分で帰るね」


「悪いなぁ…」


「気にしないでよ」


「電車代金だそうか?」


「大丈夫だよ自分のお金あるし」


「貰って!」


電車代を渡して来たのだ。


< 225 / 258 >

この作品をシェア

pagetop