夜空
第1章


「ねえー比奈ちゃんー今日放課後俺と一緒に遊ぼうよー」


―誰がアンタと遊ぶか。


「ねー聞いてる?」


―聞いてるよ。腐る程耳にアンタの声が聞こえる。


男って何を考えてるのか分からない。
自分で言うと自慢みたいになるけど
高校に入ってから私はモテていた。


「比奈ー。帰ろうZE☆」


語尾に☆が付く。
あいかわらずテンションが高い。


星並 天使 ホシナミ ノエル
私の1番信頼できる親友。


その横には…
天使の彼氏が居た。


天使は毎日その日あった彼氏との出来事を話していた。


私は天使がとっても羨ましかった。


「天使ちゃん!俺も一緒に帰りたいYO!」


硫稀が言った。


「は!?絶対嫌だ-…「いいよ!硫君も一緒に帰ろう!」
天使は私の話を聞かないまま硫稀と帰ることを決めていた。

私は硫稀が嫌なのに




< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop