【短】僕は妹と愛を誓い合う

『じゃあさ…』

「え?」


抱き締めていた凛から少し離れて、凛の涙を指で拭いながら僕は口を開く。


『じゃあ…凛は俺と愛を誓ってくれる?』


「え…?」


驚いたような、戸惑ってるような表情の凛。


『嫌?』


『……嫌じゃない。だって…直くん好きだもん…//』


初めて凛から聞いた好きの言葉。


思わず笑みが零れる。




< 12 / 28 >

この作品をシェア

pagetop