精神の崩壊
 警察は、静の罠にまんまとはまり、存在すらしない者達を探し続け振り回されていたのだ。

 草野静恵もまた利用する為に
拉致監禁されていた被害者。

 しかし、世間では静恵は犯人とされ誰も気付かぬまま冤罪に終わってしまった。

 正春は、自分も轢き逃げ殺人犯として被疑者死亡のまま書類送検された事もあり、静に従い
千春と共に松田と言う者として生きて行く事を選んだ。

 しかし、正春は解らなかった
どうして静が自分達の場所を直ぐに特定出来たのか。

 それを正春が聴くと静はこう応えた。

 〈貴方達が付けている腕時計に発信機が付いてるのよ〉
 〈私が貴方達にプレゼントした腕時計を大事に使ってくれてたお陰ねウフフフッ……〉
 〈貴方に会ったあの日から、ずっと貴方を想っていたのよ〉


 〈心から貴方を愛してるわ〉
 〈ま・さ・は・る……ウフフッ〉


 静の正春へ対する異状なまでの想いは、出会ったその日から既に始まっていたのだ……。

 正春と千春、そして静は人の死……殺人犯と言う絆の元深く絡み合い、断ち切る事の出来ない深い絆と為り結ばれ、誰にも知られる事無く様々な闇の渦巻く社会へと消えて行った……。



 あなたの隣に住む人……あなたが眼にする人々……それは本当にその人ですか?

 もしかしたら、それはその者に成りすました他人かも知れませんよ……。
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