隣人の狂気

やがて二人の帰り道を別つ交差点が来たけど、バイバイもそこそこに立ち止まらずに家をめざした。

ワタシの当時の家はその辺りの主要幹線道路の国道に面していて、オマケに家のすぐ前に信号があった。

隣の家がＴ字路のドンづまりで信号が赤になるとワタシんチの前に信号待ちの車の先頭が止まる

だからエンジン音の大きい車に夜中起こされる事もしばしばあって今だにウルサイ車はキライ。

大雨になる直前に家に着いたけど玄関は閉まっている。

お父さんはまだ会社の時間だしお母さんはウチにはいないし。

でも縁側はいつも誰もいなくても開けっぱなしだから、縁側から出入りするのが我が家の当たり前。