隣人の狂気
イクエはユウイチの言いたい事がますます解らなくなっていく。

「どういう事?何を言っているの?
アナタを刺したのはワタシなのよ?

病んだ常識人と言ったり狂気に脅かされてるって言ったりワタシには全然解らない!」

だんだんと感情を荒げていくイクエに反比例してユウイチは死に近づいていく。

「…だからさ…狂気と正気には境目なんて…ないんだよ…きっと…

イクエちゃんは刺したくて刺した…完全に責任能力がある…これは正気だ…

でも普通の人は刺したくなってもそうはしない…ならば狂気なのかも知れない…

これらは矛盾なくイクエちゃんの中にある一つの物なんだ…

誰でもいつでも加害者になりえるし…被害者にもなりえる…そういう事さ…」
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