ラジカルギャングズGODFATHER
「そうか」


燈路は呟いた。


ひとりでに浮かんできたその考えは、至極幼稚なもの。
この方法なら、自分はここから消えて、新しい日を始められる。


「ここから出よう!」


気分は、消えそうに明滅していた電球が眩い光を灯して復活した時のような、そんな感じだ。


思い立つ日が吉日。
今すぐにでも出てってやる。

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