For You ‐この想い君へ‐


なんかいつもの会話だなぁ…
進歩なんて1ミリともしてない気がする


(でも今は落ち込むより楽しむしかないっか。花火も上がってることだし!)


あたし達5人はそれから屋台をぐるっと回った

打ち上がる花火でも、焼鳥でも、焼きそばでも、金魚すくいでも…松永が隣にいる嬉しさに勝るものはどこにもなかった…


「あっせっかくなんでみんなで花火しません?」


回り終わりベンチに座っていた時、悟くんがそう言い出し、あたし達は近くの公園に移動することにした


しかし言い出しっぺの悟くんは途中で帰ってしまった


(なんで悟くん年上とつるむんだろ…一人だけ年下だったのにすごいなぁ…)


「悟のことはほっといて。じゃあ俺ら、花火買ってくるから。行くぞ」


「んえっ…ちょっと!」


あたしは腕を松永に強引に引っ張られた


< 133 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop