続・恋する心は“あなた”限定
「ええ、もちろんいいわよ!その方が由優も喜んでたくさん食べそうよね!」
にこやかに笑いながら、快諾してくれた由優のお母さん。
リンゴを手渡された俺は、タオルはテーブルの上にとりあえず置いて、皮を剥きはじめた。
小さい頃から仕事で親の帰りが遅かったこともあってか、多少…料理とかしてたんだよな…。
カナが風邪ひいた時はリンゴ……よく剥いてやったっけ…。
最近は、あんまりなかったけど…由優のために役に立つ時が来たから良かったかもしれないな…。