続・恋する心は“あなた”限定

由優と一緒に、優しく流れていく時間を過ごしているうちに…


気付けば外が薄暗くなってきていた。


“もう少しこのままで居たい…”


その思いを幾度となく積み重ねているうちに時間もだいぶ経ったみたいだ。



「あらっ!まだ二人とも保健室に居たの!?ラブラブなのはいいけど、もう暗くなるし、帰りなさいよ…!」


そろそろ帰ろうかと思い始めていると、保健室の扉の開く音が響いて、職員室に行っていた先生が戻ってきた。


先生は、ビックリしつつも少しニヤニヤとしていて…

なんとも複雑な表情を浮かべてながら俺と由優を見ていた。



< 85 / 304 >

この作品をシェア

pagetop