《それが罪だと言うのなら、私は喜んで罰を受けよう…。》
良くない雰囲気を察したシンが、子ども部屋から飛び出して来たのだ。
咄嗟の事に、金夜叉から気を逸らしてしまった慎。
無防備になったその胸を貫くのは……………………難しくなかった。
「や…まこーーー!!」
『っ……見ちゃ…ダメ、シ…く、ん…。』
〔はっ…はぁ、うあぁああっ!!?皆、みんな…殺してやる…っ!〕
自らの手で恩師を貫いてしまったショックで、おかしくなってしまったらしい金夜叉がシンに向かって槍を振り上げた。
シンは、どうにかして慎を守ろうと乱暴に涙を拭うと両手を広げて金夜叉の目の前に立ちはだかった。
「(おれが、まもらなきゃ…まこは…!)」
槍が振り下ろされる風圧を感じながらも、シンはその場を動かなかった。
すると、何故かこの場に相応しくない暖かな感覚と、低く落ち着いた声…。
【よく、頑張った。後は、俺に任せなさい。小さな騎士よ。】
「っ……まこは、あけないんだからな!」
咄嗟の事に、金夜叉から気を逸らしてしまった慎。
無防備になったその胸を貫くのは……………………難しくなかった。
「や…まこーーー!!」
『っ……見ちゃ…ダメ、シ…く、ん…。』
〔はっ…はぁ、うあぁああっ!!?皆、みんな…殺してやる…っ!〕
自らの手で恩師を貫いてしまったショックで、おかしくなってしまったらしい金夜叉がシンに向かって槍を振り上げた。
シンは、どうにかして慎を守ろうと乱暴に涙を拭うと両手を広げて金夜叉の目の前に立ちはだかった。
「(おれが、まもらなきゃ…まこは…!)」
槍が振り下ろされる風圧を感じながらも、シンはその場を動かなかった。
すると、何故かこの場に相応しくない暖かな感覚と、低く落ち着いた声…。
【よく、頑張った。後は、俺に任せなさい。小さな騎士よ。】
「っ……まこは、あけないんだからな!」