ごめんね…そばに居られなくて

崩れていく

もう、溜め込みすぎて、どうしていいか解らず、感情的になり旦那と喧嘩が耐えず、言ってはいけない言葉をはいてしまった。
「もう、あなたとは、やっていけない。子供連れて実家に戻って!」と。

もう、何もかも嫌になった。とにかく一人になりたかった。自分が全部悪くてすむなら、それでいい。悪者になろうと。一生懸命、子育て、家事、仕事を頑張ってきたのに、認めてもらえない。こんなに、生きていて辛いことはない。そう思った。

数日して、旦那と子供が出ていった。意地をはり、子供を手放したくないのに、「じゃあ」なんて見送り、戸を閉めた。

そこから、地獄が始まった寝ても覚めても子供のことばかり考えて、会いたくてたまらない。
けど、自分の存在を改めて考えてさせるために、旦那と距離を置くことは、必要だと思った。
しかし、旦那は、離婚届けを送って来た。それなら、もう仕方ない。何度も三人でやり直そうとしたが、実家から離れることを拒む旦那に苛立ち、感情的に印を押してしまった。離婚なんて紙切れ一枚で簡単にできちゃうんだ。はぁ…
結婚ってなんだろう。

むなしかった。

自分が一人になりたいと思ってしまったことで、すべてが壊れてしまった。
毎日、気がつくと泣いていた。
母とは、一緒に住んでいたが、自分の母ではない、悲劇のヒロインになっていた。毎日死にたいと、ほざいている。「あんたは、娘といられて、幸せなはずなのに、娘と居られないあたしに向かって言う言葉か?死にたいのはこっち。そんなに死にたきゃ死んじまえ!」本気でそう思った。
こんな人といたら自分がだめになると、別に家を借りて住むことにした。
飲めない酒を毎日飲み、飲まないと眠れない。職場でもトラブルが続き、次第に体は、疲れ果て、歩けなくなってしまった。仕事もやむを得ず、しばらく休むことになった。
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