ごめんね…そばに居られなくて

仕事復帰

子供がとうとう一歳を向かえ、仕事に復帰することになった。復帰すると、毎日が目まぐるしく、いっぱいいっぱいだった。相変わらず、旦那は、こころの収入をあてにして、好きな車を買い替えようとしたり、弟まで、お金を借りたいと言ってくる。
仕事が、時間内に終わらず毎日、家でも仕事するようになっていた。
「なんで家で仕事するんだ」と理解のない言葉が旦那の口からでてきたときほど辛いものはなかった。

一番の理解者であってほしい旦那にわかってもらえないのは、近くにいるのに、ものすごく遠くに感じた。
だんだん、旦那への気持ちが、さめて行くことを感じた。

そのころ、こころの母が、再婚者ともめ、首を絞め、殺されれそうになったと、助けを求めに来た。母が殺される。こんなとき、助けないわけにいかないでしょ!こころは、母をかくまうために、家に呼んだ。

最初は、旦那もしかたないと思い、我慢していたが、実家の母に話したことで、状況が悪化した。

毎日のように、「長男なのに、なんであなたのお母さんと暮らさなきゃいけないの?お母さん出るとこ探したの?」など姑からの電話が続くようになった。
こころは、仕事の忙しさや人間関係、ストレス、姑の執拗な電話、いろんなことでいっぱいいっぱいになっていた。
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