俺様先生と秘密の授業【完全版】
 
 な……なんで、こんな気持ちになったのかな?


 そ、そりゃあ、みんなが恐れる暴走族に、話をつける、って言ったって。

 元は、自分のチームだし。

 そもそも、うっかりとは言え、自分が呼んじゃったんだし。

 ネタがわかっていたら、どうってことないよね?

 だけども。

 多分事情を知らないはずの、他の先生達は。

 平気そうな早瀬倉先生に全部押し付けて、自分達は安全な場所に引っ込んだまま、こわごわ見てる。

 本当は、それの方が早瀬倉先生は、やりやすいかもしれないけど。

 どの先生もちっとも手伝おうとしないなんて……!


 普段は、まとまりのあるクラスを作ろうって言っている、生活指導の先生なんか、先生達の一番後ろにいるし!


 なんか、ずっるい!


 でも、大丈夫だもんね?

 今一つ頼りないけど、早瀬倉先生が、前に、このチームの副総長だってことは、ウソじゃない。

 ムカシ。

 総長だった兄貴のすぐ後ろを。

 沈黙の狼の旗を守り、走っていた先生の姿を、覚えてる。

 
< 17 / 362 >

この作品をシェア

pagetop