俺様先生と秘密の授業【完全版】
な……なんで、こんな気持ちになったのかな?
そ、そりゃあ、みんなが恐れる暴走族に、話をつける、って言ったって。
元は、自分のチームだし。
そもそも、うっかりとは言え、自分が呼んじゃったんだし。
ネタがわかっていたら、どうってことないよね?
だけども。
多分事情を知らないはずの、他の先生達は。
平気そうな早瀬倉先生に全部押し付けて、自分達は安全な場所に引っ込んだまま、こわごわ見てる。
本当は、それの方が早瀬倉先生は、やりやすいかもしれないけど。
どの先生もちっとも手伝おうとしないなんて……!
普段は、まとまりのあるクラスを作ろうって言っている、生活指導の先生なんか、先生達の一番後ろにいるし!
なんか、ずっるい!
でも、大丈夫だもんね?
今一つ頼りないけど、早瀬倉先生が、前に、このチームの副総長だってことは、ウソじゃない。
ムカシ。
総長だった兄貴のすぐ後ろを。
沈黙の狼の旗を守り、走っていた先生の姿を、覚えてる。