俺様先生と秘密の授業【完全版】
「な……何よ!」
そういえば。
真顔で、タバコをふかしてる直斗の姿は、最近、あんまり見てない。
見知ったいつもの直斗の様子だと。
直斗が、こんな風にタバコを吸ってる時は。
真面目な……誤解を受けやすい、微妙な話がしたくて困ってるときなんだ。
昼休みに見た、伊井田さんとのキスの言い訳?
思わず身構えたあたしに。
直斗は、もう一度、煙をはいた。
「俊介が、すごく心配していたぞ?
手のケガの消毒をしに、病院に行かないといけないのに。
愛莉が勝手にどこかへ行った、って」
「……あ」
そういえば、そうだった。
その話をすっかり忘れていた上に。
今までマナーモードにしてたケイタイだって取れる状況では、なく。
恐る恐る引き出した、自分のケイタイの履歴に、兄貴からの着信回数を見てげっそりとなった。
「……もしかして、狼を使って、街中全捜索なんてことは……」
「それは、俺が止めた」
兄貴……やる気だったんだ。
ひ~~ん。
そういえば。
真顔で、タバコをふかしてる直斗の姿は、最近、あんまり見てない。
見知ったいつもの直斗の様子だと。
直斗が、こんな風にタバコを吸ってる時は。
真面目な……誤解を受けやすい、微妙な話がしたくて困ってるときなんだ。
昼休みに見た、伊井田さんとのキスの言い訳?
思わず身構えたあたしに。
直斗は、もう一度、煙をはいた。
「俊介が、すごく心配していたぞ?
手のケガの消毒をしに、病院に行かないといけないのに。
愛莉が勝手にどこかへ行った、って」
「……あ」
そういえば、そうだった。
その話をすっかり忘れていた上に。
今までマナーモードにしてたケイタイだって取れる状況では、なく。
恐る恐る引き出した、自分のケイタイの履歴に、兄貴からの着信回数を見てげっそりとなった。
「……もしかして、狼を使って、街中全捜索なんてことは……」
「それは、俺が止めた」
兄貴……やる気だったんだ。
ひ~~ん。