丘の上より
アクマも同じことを思っていたのだ。
―――そして、成仏していったのだ…。
『…サキは星になりました。』
男の子は空を見上げる。
夕焼け空の向こうで輝く星があった。
健史は途中、その星を見失う…
『―――たけし…。泣かないで下さい。』
見失ったのは、視力の問題ではなかった。
健史は空を見上げたまま、瞳という小さい器に涙を注いでいたのだ。
ゆっくりと瞬きをすると、
健史の頬をつたって両方から流れ出た…。
瞬きをする度に、重力に沿って落ちてゆく…。
『…サキがいなくなって、
淋しいと思いますか?』
健史は目線を落とし、男の子を見る。