丘の上より
「うん、街灯に当たった都丸さん綺麗だよ。」
「お、大塚く…」
「そこの恋人たちぃ〜何してんの〜?」
ヤンキーっぽい人が3人現れた。
「女の子、ちょーかわいいじゃん!ね、その男なんかより俺らと遊ばね?」
ゆきのと健史の周りに3人が着いた。
「―――やめなよ。」
ヤンキーの一人がゆきのの肩に手を乗せようとしたのを健史が止めた。
「なんだよ、あんたはもういらないよ。」
押さえられた手の反対から拳が飛んできた。
―――ボッ
鈍い音がした。
「…っう。」
健史はそのまま倒れ込んだ。
「大塚くんっ!」
ゆきのは手を押さえられた。
「ま、弱い男なんてださいしね。」
「さ、行こ!」
ゆきのを連れて行こうとする3人を健史は止めようとする…
「―ま、待っ…」