丘の上より
健史が見たものというのは…
「と…都丸…さん?」
健史はゆきののヤンキーの一人を倒した後の後ろ姿を見ていた。
「大塚くんは弱くなんかないから。」
笑っていた顔とは別人のようにヤンキーたちを冷たくにらんでいた。
「―――っ!い、いこーぜ!」
ヤンキーたちはあわてて逃げて行った。
「二度と現れんな。」
ゆきのは最後の捨てセリフを吐いた。
――――こ、怖ぇ〜…
健史も気圧されていた。
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