丘の上より



「――あなた…。」





「…幸恵、なぜお前がここに…」




男は目を丸くする。




「なぜって…、あなたが私に会いたがっていたからでしょう?」




「――あ…」




アクマは黙ったまま、彼らのやりとりを聞いていた。




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