カラダから始まる恋ってありますか?
「藤木、お前が悩む気持ちも分かる。けど、1人で考えるのはよせ。
愛美ちゃんに、ちゃんと相談しろよ」
お前が逆の立場なら、何も話さないより言ってもらった方がいいだろうと、俺に言い聞かせるように告げた。
それから5日が過ぎた。
課長からは、なるべく早く答えを聞かせてくれと言われたが
まだ、どうしたらいいか決めかねていた俺は、愛美に言えないまま、息が詰まる日々を過ごしていた。
愛美の前では、できる限り普段の俺でいたが…もしかしたら、気づかれているかもしれない。
愛美が俺を見つめる瞳を見て、なぜかそんな考えが頭をよぎった。
そして、更に3日が過ぎ…明後日には課長に返事をしなくていけなくなった俺は
自分の部屋の前。俺は、何度もため息を吐いて鍵を握りしめたまま
愛美に、ミラノ行きの事を、どう話そうと悩んでいた。