カラダから始まる恋ってありますか?

【愛美side】



「終わった…」


後片付けが済んだ頃、ようやくあたしの涙も流れ落ちるのをやめた。



「裕介さん」



ソファに座っている裕介さんに、ドキドキしながら声をかける。



「なに?」



優しい微笑みを浮かべる裕介さんにゆっくりと近づき



真っ赤な顔で一言呟いた。




「あたしを抱いて」




「えっ?」




瞳を大きく見開いて、あたしの瞳をジッと見つめる。



「愛美…?」


「お願い。抱いて…」



あたしを抱いて…。あたしのカラダにあなたを刻み込んで。


そして忘れないで、あたしを…あたしのカラダを忘れないで…。





< 354 / 382 >

この作品をシェア

pagetop