SEVENTEEN 短編集
今まで見た事のない
笑顔で青年に抱かれている
みるくがいた
あたしは何故か
悲しくなって
何かを悟ったように
その青年に近付き
「みるくの…飼い主さんですか?」
そう尋ねた…
「…はい…。」
青年はそう言って笑った
「あの…あたし、短い間だけどみるくを見てきた中で初めてこんな嬉しそうにしてるみるくを見ました…」
「…そうなんだ、だから…分かったの?…俺が飼い主だって」
「はい!」
あたしがそういうと青年は