零れ落ちるモノ
表と裏
空の街の端っこにある日本家屋。
老舗の懐石料理店と見間違うくらいの立派な造りで門構えもしっかりしていた。
そこを1~2畳程度に仕切る様にリフォームして部屋数を増やしてある。

その中の一室が母の仕事場だ。
大人二人がやっと入る部屋。
回りも皆同じ様に仕事をこなすのだ。

週末になると方々からアノ如何わしい声が聞こえる。

ここは日本津々浦々人が集まる。
何せ価格がかなりの安さだ。一回3000円もあれば楽しめる。
交渉次第ではいくらでも。
ただし美醜老若問わなければ‥

様々な売春婦がいる。80近い老婆から20そこらの娘。
無法地帯。

一人ひとり理由があってここに来て雀の涙程度のお金を稼ぎ生きるのだ。
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