千景くんは幼なじみ
「ngって雑貨屋さん。帰り道にあるよ。今度行く?」

「えー。いくらなんでも、オレリボンつけないしぃ…。じゃ、穂積に似合うやつ見つけよかなー」

和奏くんの言葉に穂積がぴくっと体を震わせる。

「リボン~!?似合うわけないし。和奏、私のどこにつけるって?」

穂積、焦ってるー。実は嬉しかったりして。

和奏くんは、にゃはっと笑うと、ジャージをもって歩き出す。

「アハハ、襟元…とか?穂積、似合うよ。じゃーなぁ」





うわ…和奏くん、爆弾落としていかないでよー。

せっかく穂積がちょっと女の子モードになるかと思ったのに。

和奏くんカワイイ顔して、ちょっと小悪魔要素があるんだよね。

ただのフワフワ男子じゃないというか…。

穂積も彼のそういう所、スキなのかな?




「あいつー…」

腕組みして舌打ちしてる穂積は、コワイ。ハイ、見た目男子です。

「穂積!今度このリボン貸したげる。きっと、似合うよ」

「いらなーい。似合うわけねぇし」


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