イケメン担任とヒミツの放課後恋愛【完】
あの日もそう絶叫したことを思い出した。


「あたしは…ワンコじゃないもん。
人間の…女の子だもん…」


「アホか、おまえ。
んなこと最初から知ってるっつーの」


「だったら…。
ワンコ・ワンコ言わないでください。
あたしの気持ち知ってるくせに…」


「知ってるよ?
だからこそ…」


「…?」


「言い訳くらいさせろよ」


「…?」


「理解が悪いところも、うちのくるみそっくりだなぁ」


担任はそう言って目を細めて笑って―――

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