煌めきの瞬間
わたし‥‥
何をしたい?
わたしは‥‥
「わたし‥‥素直になれる強さがほしい」
気がつくと、美鈴たちがわたしを見つめてた。
「あっ、急に変なこと言ってごめんなさい!!
‥やだ、恥ずかしいな‥‥訳わかんないですよね」
自分の発言に驚いて目を泳がせたわたしの赤い耳に、咲坂さんの声が聴こえた。
「全然変な事じゃないよ」
え‥‥?
にっこりと優しい微笑みを浮かべた咲坂さんに、一瞬胸が高鳴る。
「変じゃないよ」
咲坂さんの優しい思いに包まれたような気がした。
「うん。変じゃないよね」
美鈴の言葉で、更に心が温まる。
わたしは笑われるんじゃないかと思った思いを口にした。