Bad Girl~不良少女~
終業を告げるチャイムが鳴るのが聞こえたけど、体が動こうとしない。
聖華が待ってるのは分かってるけど、体が言うことを聞かない。
すると、ガチャっと屋上のドアが開いた。
「……稜?いるの?」
聖華だ。
「…おう」
「行こう?」
「……ん」
自分に気合を入れて、勢いよく立ち上がる。
嬉しそうな顔をしてる聖華とは逆に、浮かない表情をしてるうち。
それでも、時間は確実に流れていて。
「稜、先行って?」
かわいらしく上目使いでねだる聖華に呆れ顔をしながら、聖華の先に立って歩く。
「何組だっけ?」
「B組」
少し食い気味で答える聖華は、本当に綾村に会いたいんだな。
その純粋な気持ちが少し羨ましいとさえ思える。
B組の前に立って、聖華をチラッと見る。
「入るぞ?」
「……うん」
緊張の面持ちで、うちがドアを開けるのを見てる。