Bad Girl~不良少女~



「栗崎……?」


「あれだろ、あの黄色いの」


栗崎が指差した先には、うちがかわいいっと叫んだぬいぐるみ。


「…うん」


戸惑いながらも返事するとよりニヤっと口角を上げ、スイッチを操作し始めた。


「何してんの」


「ちょ、話かけないで」


綾村が栗崎の様子に気が付いてそばによると、すごい剣幕でそう制した。


「何してんの、友也?」


「さぁ…」


栗崎に怒られた綾村はうちと同じく不思議な顔をしながらうちに問いかけた。


何って聞かれてもわかんないんだけどね。


「稜のために、あのぬいぐるみ取ってくれてんじゃないの」


聖華が真面目くさった顔でそう言った。


いや、うちもそれは考えたけどさ。


というか、それしか考えられないんだけどさ。


うちらがそんな話をしている間に、栗崎は黙々と進めている。


「っしゃー!!」


急に栗崎が大声を上げたから、うちら3人はびっくりして栗崎を凝視した。


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