学校では教えてくれない"不倫学"
多くの人は、結婚して家庭を・・・と考えているからこそ、不倫の恋に悩むのではないでしょうか?

十代を終え、二十代に入り、大人の仲間入りをすることで、はじめて「家族」というものの本当の価値が見えてきます。

それは、
一人暮らしをはじめたときや、
愛する人ができたときや、
自分の姪っ子を見たときや、
友人の結婚式で両親への感謝のメッセージに涙したときや、
両親の白髪が増えたことに気づいたときなど、

親から子へとずーっと受け継がれてきた、長い「家族」という歴史にふれたときに、それを実感するのです。

とくに、「家族」に直結しない「不倫」というというものをしている自分にイマイチ自信をもてないときは、よけいにそれを感じます。

そしてそれが、親から結婚しなさいと言われても、逆に不倫の恋であってもなにも言われなかったりしても、おなじようにプレッシャーとして感じるようになるのです。

とくに女性の場合は、子どもを産みたい本能があるので、年齢のことも考えて、ますます焦ってしまいます。

しかも自分では、「この人だ!」と思っているわけですから、目の前のゴールを通過しないと先に進めないと思っているものです。

そのためなら、多少のガマンはすべきことになります。

だから、目の前の「不倫の恋」を楽しむことも、あきらめることもできず、ただひたすら、目の前のゴールの扉があく日まで待ちつづけるしかなくなってしまうのです。
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