学校では教えてくれない"不倫学"

4.1ウソのない不倫なんてない

不倫の恋は、不信の恋でもあります。

フツーの恋愛とはちがい、あなたにはどうやっても確かめられない、相手の家庭というものがあります。

相手のコトバを百パーセント信じたいのに、あなたには、コトバと行動との間にギャップを感じてしまうのです。

「愛しているというなら、とっとと別れてこっちに来てよ!」

などと思ったりするのは、一度や二度ではないでしょう。

相手の行動から、相手の愛の大きさを計るのです。
それはつまり、そこにはあなたが考える「愛の形」があるからです。

それに当てはまらないからこそ、あなたは愛されていないのかと悩み、苦しむのです。


口をすっぱくして言っていますが、不倫の恋は、フツーの恋ではありません。
ですからとうぜん、「フツーの愛の形」があるとはかぎりません。

むしろ、不倫というのは、「オリジナルの愛の形」をつくっていく作業であると言えるでしょう。

不倫はよくないものという認識があるにもかかわらず、不倫をテーマにした小説やドラマが作りつづけられるのは、その、オリジナル性にあるからだといっても過言ではありません。

結末は別れるか一緒になるにしても、プロセスは、他の恋愛と大きく異なるから、おもしろみがあるのです。

それは、不倫の恋が、文字通りルールにもとづかない恋愛であるためです。

それを忘れてしまい、フツーの愛の形で今の関係を理解しようとするから、混乱してしまうのです。
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