学校では教えてくれない"不倫学"
人が生きていくために「夢」は欠かせません。

たとえつらくても、夢があれば、生きのびることができるのです。

いじめられて自殺するのは、子どもも大人もおなじです。
死というネガティブなエネルギーに、打ち勝つだけの生きるためのポジティブなエネルギーがなくなってしまったのです。

不倫の恋も、おなじなのです。
あなたが、生きていくために必要な恋だったのです。反省しても後悔してはいけません。


夢は、それがどんな形であれ、その人のもので、その人には必要なものです。

ですが、その人の描いた夢が百パーセントかなうかどうかは、夢の内容にもよるし、相手のあることであれば、なおさら、どうなるかわかりません。

そういった現実に対して、上手に対応していけるのが「大人」であり、ただひたすら夢に向かってまっしぐらなのが「子ども」です。

「妊娠したら来てくれる」なんてのは、子どもの発想そのものです。だから、避妊はするべきです。

少なくとも、不倫という「大人の恋愛」をしている以上、大人にならなければ、うまくいきっこありません。


あなたが生きていくために夢を見たことも、それを形にしようとしたことも、世間がどう言おうが、あなたには必要なことだったのです。

それよりも大事なのは、あなたが、「この人となら」と思ったキモチを、今もこれからもずっともちつづけられるかどうかなのです。

そしてそれは、あなたにしか判断できません。

あなたにはなにが必要なのでしょう?

その人とでなければできないことでしょうか?
あなたが成長すれば他のひととでもできることでしょうか?
それとも、もっとあなたにふさわしい人のほうがいいのでしょうか?

あなたの中にあるあなただけの夢ではなく、二人の夢を描ける関係にある二人だけが、不倫の恋から、愛を育みあう関係になれるのです。



不倫の恋は、大人の恋愛です。

私が、あなたの選択にああしろこうしろとは言えません。

ですが、その選択の一助になればと思って書いてきたつもりです。

今回で、この、不倫という特殊な恋愛の力学を考える『不倫学』は終わりますが、また、機会がありましたらどこかでお会いしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは。

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