たべちゃいたいほど、恋してる。
すぅ、と息を吸い込んで。ぎゅっと目を瞑ったら。
そのまま窓の外へと飛び出した。
ぽすっ
伸ばされた腕に勢い良く飛び込めば、数歩後ろによろめいた龍之介だったがその腕はしっかりと優衣を抱き留めて。
ぎゅっと力強く抱き締められる優衣の体。
ぶわっと龍之介の香りが優衣の全身を包み込む。
まるで頭の天辺から足の先まで余すところなく龍之介に抱き締められているような。そんな気分。
ずっと焦がれていたその温もりと香りに優衣の涙腺は我慢の限界を迎えた。
「りゅ、くん…りゅうくん…っ」
溢れた涙は簡単には止まらない。
しかしその涙を拭う時間すら惜しくて。
優衣は頬を伝う涙を気にする余裕もなく龍之介の首に抱きつく。