アスファルトと空
紐も絡まれば晴れ
ちょっぴり良いな、と思う人にドタキャンが続き、逢えない日も今日で5日目。

今頃彼の腕には他の女の頭が乗っているのだろう。
でも流石に5日目ともなるとも、そろそろどうでも良くなってくる。

寂しさといものは、心の傷の一種であるが、それも外傷と一緒で、日が経つにつれて薄れてくるものである。
なんて言うのも強がりなのか、やはり陽が沈み闇が私を包み始めると、どうにもこうにも切なくなる。

ただ単に寂しさからくるものであって、彼でなくても構わないのかというと、そういう訳でもない。
彼以外の人と過ごして、気が紛れるのかというと、決してそうではない。
こんな私に付き合ってくれている人には大変申し訳ないけれど。

でもそれが嫌だったら、どうぞ私をお見捨てになって。

なんてことばかり言ってるものだから、いざというときに本当に頼れる人がいないのだ。うわべだけの付き合い。

何だか昨日は非常に腹立たしく思えていた。
何に対してか?って?
そんなこと分からない。

とにかく

『ムカツク』

その4文字なだけ。

ウジウジしているよりかはマシじゃない!

あら?結果オーライってやつ?

そう思うとほんのちょっぴりだけど、ハッピーな気分になれた。
単純だなぁ、私。


所詮は私も1本の紐だから。

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