だって君が好きだから。



「修…、大好き。」




「はは、俺も大好き。」




修はそう言って
あたしのオデコに
自分のオデコをくっつける。




「修、ガソリンスタンド
の店員さん似合うね。
超、かっこいい〜♪」




「…そう?
じゃっ、毎日これ来て学校
行こっかな?ダメ?」




修はいたずらっ子のような
顔をして甘えたように聞く。




「ダーメ。」




「どうして?
これ、優梨のお気に入り
じゃないのー?」




「かっこいいから、ダメ。
他の子が見て惚れちゃったら
嫌なんだもん…。
あたし、わがまま?」




「ふふ、わがままじゃねーよ。
もっとわがまま言っても
いいぐらいだし。」




そう言ってあたしの
頬っぺたをギュッっとつまむ。




あたしの変な顔を見て
ゲラゲラ笑う修。




「ねっ、俺バイト中だけど
チューとかしてもいいかな?」




何てことを聞いてくる。
あたしがダメって言わないこと
わかってて聞いてるんだ。



「ダーメ。バイト中だもん」




「え〜何で、何で?
俺、ガマン出来なくなっちゃった。」




そう言ってあたしの唇に
修の唇が優しく触れる。



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