だって君が好きだから。



キョーちゃんの退院の日。


「キョーちゃん退院
おめでとう〜♪」




「おぅ、サンキューな」




「じゃぁ行こっか」




タクシーに乗って
キョーちゃんの家に向かった。



「今日ね、後から真樹も
くるなからね〜♪
キョーちゃんの退院パーティー」




「まじで!?
修は来ねぇの?」




「…修は知らないや」




「…そっか」




「あはは、パーティーって
言っても大したこと出来ないけど。」




「それでも、うれしいよ。
つか、早く学校行って
バスケしてぇ〜!!」




「しばらくは安静にしなきゃ」




「大丈夫だって♪」




「バスケしてて
倒れたじゃんかっ!!」




「もぅ、元気になったから
大丈夫だよ♪」




「また、無理したら
おんなじ事になるんだからね!
気をつけてよ、キョーちゃん。」




「ん、わかってるって。」




「ごはんもちゃんと
食べてね、キョーちゃん。」




「はいはい、わかってるって」





「絶対だからね?」




「うん、約束」




キョーちゃんの家に着いて
パーティーの支度を始める。



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