だって君が好きだから。
「もしかして、
修と一緒の方が良かった?」
キッチンに行くと
キョーちゃんがあたしの
耳元でつぶやいた。
「そんなことないよ!
本音は…ちょっと安心した。」
「そっか、ならいいけど」
「うん、ありがとう」
「何、作るの?」
「パスタとかかな」
「じゃぁミートスパがいい」
「キョーちゃんがそう言うと
思って用意してきたよ♪」
「さっすが、優梨〜♪」
「えへへ、任せて!!」
「つか、俺何したらい?」
「じゃぁキョーちゃんには
サラダ作ってもらお〜」
「ラジャー」
あたしが玉ねぎをみじん切り
しようとしたらキョーちゃんが
「ダメ、それは
俺がするから。」
そう言ってあたしから
玉ねぎを奪った。
「優梨いつもボロ泣きするから
だから、俺がする!!」
「…ありがとう♪」
キョーちゃんは
本当に優しいんだから。