だって君が好きだから。
「優梨、大丈夫か?」
「優梨大丈夫なの?」
キョーちゃんと真樹が
心配そうに寄ってきてくれた。
「…みんなごめんね。
心配かけちゃって…大丈夫だよ」
あたしって本当にガキだな。
いくら大きなジェットコースターが
あるからって興奮して
いちばん始めに乗ることないよね。
「じゃぁ優梨の具合がよくなったら
みんなで飯食べようか!」
キョーちゃんはそう言って
あたしの隣に座る。
キョーちゃんも修と同じように
あたしの背中をさすってくれる
「俺やるからいいよ恭平。」
「いや俺がやるからいいよ。」
「いいって、俺がやるから!」
「やっ、だからが俺やるから!」
なんて言い合っている。
真樹が呆れてあたしがやるから。
って言って背中をさすってくれた。
みんなのおかげでだいぶ楽だぁ。
でもジェットコースターはもう
二度と乗りたくないや…。