この街と死んだ

ピンクチラシを持ったまま
懐かしい風景に目を奪われ
その場に立ち尽くしてしまう

周りのビルを見上げ
狭い狭い空を見た。








この街がどれだけの
哀しみに満ちていたのか
あの頃のあたしには
まだわからなかった。

< 4 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop