意地悪王子と秘密姫



「………。」

何???

「愁?」

「………あぁ。コレでいい。」

いいんだ。

「んじゃ、はぃ。」

出来るだけ明るく、笑顔で振る舞ったつもり。

バイトの関係で作り笑いは得意だし。

「…………。」

???

「しゅ〜う?………、
ひっ!!!」

変な声を出した時には

もう愁の腕の中で……、

「ちょっと!!!」

彼女いんのに何やってんの?

「しゅ…、んん…ふぇ。
苦し……。」

また、大人のキス。

ってか…、酸欠で死んじゃうよ〜!!!

「しゅ…う……ン。」

キスは激しくなるばかり。

此処お店だし。

いつ店員さんくるかわからないじゃん!

もうムリ。

腰が抜ける。

そう思った時すかさず愁の右手があたしの腰に手を回す。

彼女いるんでしょ?

あたし友達でしょ?

なんのつもり?













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