春うララ
【小春ー18】



しかし、
そう思った次の瞬間…







コンコン。







部屋にドアのノックが
聞こえた。







ま、まさか…?








ガチャ!







「ウヒヒ
どうもこんにちは」







そこに居たのは

一階の住人の
あのオタクマニアの
男であった。







「な、なんで…」







なんて間の悪いというか

偶然か……







そんなヘナヘナしてる
小春を見て、

オタクは聞いてきた。







「ん?
どうしたのかな?

ドンって音がしたから
てっきり呼んだのかと」






え………?








それを聞いた小春は
ハッとした。







自分がほうきの柄を
床に思い切り
ついたことを…







「ああ、マニア君。
何でもないのよ。

いつもの
合図じゃないから
もういいわよ」








い、いつもの合図って…



て…手懐けてやがる…!







小春はそれを聞いて
密かに心に刻んだ。

この人には
一生勝てませんと
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