ガラスの少女
「おいしかったわ、いつでもお嫁にいけるわね」「あはは、だめだよまだまだだって私これしか作れないもの」「でもおいしかったわよ」「そうありがとう」



「お父さん今日も遅いのかな?」「どうなんでしょうね」「もうこんな時間だよ」ゆっくりくつろぎながらテレビを見ていたら、あっという間に9時が回っていた。



「宿題ないの今日は?」「宿題はああ、あったやらなきゃ」「じゃあ二階に上がってやりなさい」「もう降りてこなくていいよ後片付けは私がやるから」「わかった」



「じゃあこれでお休みなさい」「お休み」そういって私は二階にと上がった・・



しばらく宿題を済ましてから、一階に歯磨きをしに降りていくと父親の姿があった




「ああ、お父さんお帰り」「ああ、帰ったよ今」「あなた忙しそうね毎日」「大変なんだよ締め切り締め切りで追われて」「明日はとまりだ」「ええっあなたおとついも泊りじゃなかったかしら」



「仕方ないだろ仕事なんだから」「仕事仕事って・・もう少し家庭のことも考えてくださいよ」



「本当に忙しいんだ、すまんちゃんと今度の日曜日は家庭サービスするから」



「美知香、博行どこか行きたいとこあるか?」「行きたいところ?」「特にないよ」


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