ガラスの少女

「さあ、今日はもう遅いから寝ようか・・・」「はーい」そういって私たち兄弟は二階に上がっていった。


美知香はクラブは美術、部活はバレーをやっていた・・・


あの日がくるまではがんばってキャプテンをやっていたはずだった。



その日は雨が降っていた、「朝から雨いやだなあ」「しょうがないわよ」「あ、これ帰りがけお父さんの会社に傘届けてくれない？」


その日は、朝早くは雨が降っていなかったのだが途中から雨が降ってきたのだった


「わかった届けるわ」「うんそうして頂戴」



そういって母親から傘を手渡された美知香は内心少しうれしかった久しぶりの父親とのデート　何か買ってもらえるかもしれないという淡い期待。


「何考えてるの？」「傘渡すだけよ」「はーい」「はい、わかったらいってらっしゃい」


「気おつけてね雨降っててぬかってるから」「わかりました」