九十九怪怪
鼬-いたち-

或る夜、或る森を一匹の鼬(イタチ)は駆けていた。
小さい体の全身を使い獣道を


駆ける
駆ける



しなやかなその体は、地を這う木の根を軽々とかわしながら先を急いでいた。
そして、鬱蒼と生い茂る森の木々を儚げな月光がひっそりと照らしていて、辺りは闇に包まれている。








そう、今は丑三つ時−。








妖達の動き始める時間−。
< 1 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop