ミツバチ
放課後、私さっさと帰り支度をして待ち合わせ場所へ向かおうとした時…

「おい、平原」


私は呼び止められ振り返ると、沢渡が立っていた


沢渡の顔を見るなり、少し不機嫌にる私…


「なに!?沢渡くん」


「ちょっといいか…」


なにが、ちょっといいかよ…と思いつつも
私のイケメン大好き性分が邪魔をする


「いいけど…どうしたの?」


「あのさぁ…俺が仲良くしたくないって言ったら本当に話しかけてこないんだな」


この男は、また何言っちゃってんの!


「はいっ!?」


「昔はよく博哉くん博哉くんって後付いて来てたのによ」


「だから…なに?」


「別に…お前も意外に素直なんだと思ってさ」


嫌味ったらしい沢渡の言葉にカチンときながらも


「だから?私はずっと昔から素直なんです!!」


と負けじと嫌味交わりで答えた



「そう…じゃあ昔した約束を素直に答えてもらおうかな」


不敵に笑みをこぼす沢渡


昔した約束?


なに、約束って…


私の頭を?が駆けめぐる

そこへ…間の悪い携帯が鳴り響く。


メールだ。


「携帯鳴ってるぞ」


「いいの、大丈夫」



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