ミツバチ
「じゃあ沢渡の席は南澤の隣だ…南澤は手を上げろ」

「はぁい♪」


「沢渡アイツの隣だ」


「はい」


クラス中から「千歳いいなぁ~」の声がこだました。


そして、沢渡くんはみんなの熱い視線を受けながら千歳の隣の席へ座った…



本当にいいなぁ千歳は、毎日あの顔が近くで見れるなんて羨ましい…


っていうか私の隣も空いてますよ…

先生~!



それからというもの、休み時間になるたび沢渡くんの周りは女の子のやま。

違うクラスの女の子までもが沢渡くんの元に集まっていた…


私は、いつ沢渡くんの元に行こうかタイミングを見計らっていた




「ハッチ!!あんた!!まさか~」






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