ペットショップ MARIMO
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『ガタッ』

物音に気付いて目を覚ました。

目の前には気持ちよさそうに寝ているさくら。
壁に掛かっている時計を見ると、1時間ほど時間が過ぎている。

ここで初めて、自分も一緒に眠ってしまったことに気づく。

まだ飼い主が帰ってくる時間では無いはずだが、物音が玄関からこちらへ近付いてくる。

「ヤバいヤバいっ、シンシ起きてる? どうしようっ!」

シンシの口は緩み、涎が垂れそうになってる。

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