虹を好きになったあなた
小夜が少し心配そうな顔をしていた。



「…そうかもしれないね」



私は顔を伏せた。



いい加減…幼なじみとして側にいるのがキツくなってきた。



「…まぁ、後悔しないように!」



ビシッと小夜に言われて私達は別れた。



「“太陽”になりたいよ。蒼ちゃん…」



私は暗い空を見ながら呟いた。







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