結婚恋愛


慣れた手付きで、ホテルの鍵を開ける

真っ暗な室内に、カーテンの隙間から漏れる朝陽


「社長!麻生です」


声を出して呼ぶが、返事はない


「まだ寝てるんですか?」


ベッドにある人影に、美世はため息をつく


「起きてください」


そう言って、美世は迷うことなくシーツを奪い去った


「なんなのよ・・・ッ」


しかし、そこにいたのは彼でもなければ、男でもなかった

健康的な肌を露にした女は、まだ眠いのか、シーツを奪われても、体を起こそうとはしない


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