-Promise-
突然の問いかけに
私は顔をゆっくりあげた
(嘘…、玲…二?)
「なぁ…なんで泣いてんの?」
『へっ…玲二?』
「はぁ?俺の兄貴がなんだよ」
玲二の…弟?
声も
目の少しつりあがった所も
どことなく玲二に似ている
目がそらせない
吸い込まれそうになる
「お前俺と同い年だろ??
俺今日から転入してきた篠原隆二よろしくな」
篠原(しのはら)隆二(りゅうじ)
大好きだった人の弟
最初はそれだけだった
たくさん傷つけた
それでも私は…
確かにあなたが大好きになりました
『私は鈴原凛』
「凛??あんた兄貴の…」
何かを悟ったかのように
私から目を反らした。
(聞きにくいのか…)
私はゆっくり口を開いた
『そうだよ…玲二の…元か…の』
「あんたが泣いてたのって…兄貴が原因?」
私は静かに首を横にふった
知られたくない
ふみいってほしくない
私が何を言わず下を向いてると
隆二は私の頭を撫でてくれた
玲二と同じ…
私が下を向くと必ず頭を撫でてくれる
その手の暖かさが大好きだった
『玲…二』