REAL HOPE Ⅰ


「ジュンちゃん、そういえばどうしてこんな時間に繁華街にいたの?」思い出したかのように話し出したハルマ



「あぁ、友達と遊んでた帰りで少し遅くなっちゃって…」





本当の事とを言うつもりなんてない。

この人逹になんて何の関係もないのだから

今日で終わってしまう無縁の関係なんだから。



「そっか。でもここら辺本当あぶないからあんまり遅くに来ない方がいい」



ハルマは私の頭をぽんぽん撫でると少し眉を下げた。



ねぇハルマはどうして今日あったこんなちっぽけな関係に感情を出せるの?



色のない瞳で私はハルマに笑った。



「分かった。これからは気おつける」






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